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エイベックス社は13日,コピー防止CDを発売,CDのビニールカバーには「このCDはコピーコントロールCDです」と書かれたシールが貼ってあり,その下には「このCDはコピープロテクトCDです」というシールが貼ってある。直前に変更したのだろう。MP3対応CDプレイヤーや,ドリームキャストでは再生できなかった。
あちらこちらのサイトで検証実験などをわんさかとみかけるので,売れてるなぁおぃと思うわけで(^_^;,検証結果はそちらにゆずる。個人的な印象だと,ドライブによってかなりの差があり,リッピングに関してはドライブの差がほとんどと思う。いちばん強力で感心したのはライトン社のもので,アナログ再生,デジタル再生,リッピングとなんの問題もなくこなしてくれた(すべての機種でではないだろうが)。現在のマックで多く採用されている松下製DVDドライブも,プロテクトを意に介さないものが多く,マック上でなんの問題もなかったという報告が多いのは,これによるものだろう(できない松下製ドライブもある)。
改めて,このCDが出されたことによる影響を考えると,がっくりと落ち込んだ気分になってしまう。そしてそのへこんだ気持ちは腹立たしさにも通じる。このCDまがいの発売が特権的に行われ,普通の消費者はおとしめられる。音楽を楽しむことに手間をかけられ,音楽による楽しさが消える。加害者であるレコード会社は,信頼を失う。今回のコピー防止CDの発売は,音楽に対するレイプだ。同じ刑法によって裁いていい。ミュージシャンも,これによって受け手との間に壁がつくられ,意志の疎通が妨げられる。聞こえない言葉で話す人間に,誰が興味を持つだろうか? ………もういい。一言で云えば,悲しくなる。それだけだ。
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